賢者と愛のお話〜その2〜

  • 2011.06.02 Thursday
  • 02:55
JUGEMテーマ:創作童話




  ある村に住む賢者は愛の大切さと偉大さを

 村人に知ってもらうために 植物を育てることにしました。

 毎日 わが子を見るように植物眺め、さわり、言葉をかけ 

 大切に大切に愛し育てました。

 
 村人のひとりが言いました。

 「賢者の植えた種がビックリするくらい早く大きく伸びているよ」

 その話を聞いていた村人たちは、


 早く大きく伸びる方法を自分たちも知りたいと

 賢者の家にしょっちゅう様子を見に行きました。


 しかし、賢者は 3〜4日に1度水をやりるだけでした。



 村人は、みなどうしてそんなに植物が早く、大きくなるのか

 不思議で仕方がありませんでした。



 10年たたないと実をつけない植物は

 5年で実をつけました。


 賢者は村人全員を自分の家に招きました。

 そして、実を村人たちにふるまいました。


 村人たちは口をそろえていいました。

 「なんと、おいしい実なんだろう・・・。こんなおいしい実は今まで食べたことがない」

 



 賢者が育てた植物を村びとたちも各家々ごとに育てていました。




 賢者は育てることを村人に教えてあげました。


 「自分の子供を育てるように、愛の言葉をかけ、愛を込めて触れ、愛を込めて水を

 あげるだけだよ」



 これは、人にもあてはまるようです。ほめて育てると伸び伸びと子供も育ちます。

 また、社会でも叱るよりもほめて育てるほうが吸収力がいいようです^^。








 

 
 
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