子供との距離の取り方
- 2009.03.04 Wednesday
- 14:30
校舎の玄関に私たちが姿を見せると
それを捉えた息子は私たちに大きく笑顔で手を振りました。
この日は息子の高校生活最後の卒業式。
思い起こせば、高校2年の時などは生きる目的を失い
世間や学校、周りすべてがゆがんだものにしか
息子の目には映らなかったのだと思います。
学校を辞めると何度も口にしていて
私はそのたびに彼から目をそむけませんでした。
彼の話をただ聞き・・・
彼を見つめ・・・
彼が一通り話し終えるのを待ち
私の意見を彼に伝えました。
「辞めて欲しくないというのが私の意見。
今高校を卒業しているくらいは世間では当たり前、
という認識がある。
将来、○○ちゃんが学歴を聞かれたときに
そのたびに後ろめたいような劣等感を
心に感じ後悔する・・・
私はあなたのことを16年間見てきてそう思う。
でも、自分にはやりたいことがあって
学校にいる時間がもったいないのなら、
賛成はしないけど、承諾はする。」
このようなやり取りを何度となく行いました。
押さえつければ、相手は反発する。
見つめ続けていさえすれば、相手は心を開く・・・。
このことを息子から教わりました。
息子は4月から、自分で決めた新たな場所での
学びをはじめる。
にほんブログ村